NHKは北京オリンピック100キロ超級選考に関わる三人の選手を追いかけ、国際JUDO界の流れを伝えていた。その三人とは井上康生選手、棟田康幸選手、石井慧選手である。三人三様の柔道にかける考えや人生観は興味深かった。柔道本来の(きれいな?)1本勝ちにこだわる井上選手、国際大会の実績のある棟田選手、ヨーロッパ遠征で力をつけた一番若い石井選手である。そして代表となったのは選考会で棟田選手を僅差で破った石井選手であった。世界のJUDO界の動きを目の当たりにして、世界で勝つための練習で試合に臨んだ結果だったと思う。従来の日本の柔道が世界に通用しないというのは日本人として悲しいことではあるが、変化に適応できる者のみが生き残れるという厳しい現実でもある。井上選手は現役引退を表明し、指導者として新たな一歩を踏み出した。今後は世界に通じる選手を育ててほしいし、石井選手には世界を舞台に活躍してもらいたい。

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