目立たない矯正治療
はじめに
矯正治療は、受けたいと思いながらも、通常の治療方法では矯正装置が人目につくため、見た目を気にされる方からは敬遠されがちでした。
審美的に違和感がなく、また人に気付かれることなく行える「目立たない矯正治療」が確立されてからは、こちらを利用される方が多くなっています。
テレビに出ている芸能人の方が、この「目立たない矯正治療」装置を付けていることも見かけられます。
「目立たない矯正治療」には、治療に高い技術が必要となるため、治療費も割高です。治療費が抑えられる治療法としては、最もオーソドックスな表側矯正があります。
目立たない矯正治療の方法 – 裏側矯正治療(舌側矯正)-
装置(ブラケット)を歯の裏側(舌側)につける方法
裏側矯正治療とは、装置(ブラケット)を歯の裏側(舌側)につけて治療する方法です。
この方法ですと、治療中でも前から全く見えませんし、ブラケットを歯の裏側(舌側)に取り付ける以外は従来の方法とほとんど変わりません。
場合によっては上下顎とも裏側にしないで、外から見える上顎だけ裏側にして、下顎は表につける方法もあります。どちらになるかは歯列不正の状況、患者様のご希望等を考慮した上で決定します。
ブラケット装着の様子
メリット
- 矯正装置が前から見えない
- スポーツの際に装置が後ろにあるため怪我をしにくい
- 虫歯のリスクが少ない
デメリット
- 高い技術が必要のため料金が割高になる(矯正治療の費用については治療費もご参照ください)
- 慣れるまで発音がしにくい(※3~4週間でだんだん順応してきます)
目立たない矯正治療の方法 – マウスピース型矯正 –
マウスピース型矯正歯科装置を装着した様子
メリット
- 一般の矯正治療と比較し治療期間は短く通院回数も少なくなる場合が多い
- 自分で取り外しができるため食事や歯磨きのストレスがない
- 薄い装置のため舌への痛みが軽減される
- 30cm以上離れると装置はほとんど目立たない
- ニッケルなど金属アレルギーの方でも利用できる
デメリット
- 高い技術が必要のため治療費が割高になる
- 治療の進行に合わせ新しいプレート作成が必要となる
- 取り外せるため自己管理が必要
- ※食事や歯磨き以外は使用する必要がある
主な矯正治療の方法は、上でご紹介した裏側矯正治療とマウスピース型矯正の他に、最もオーソドックスな表側矯正治療があります。
それぞれの治療法にメリット・デメリットがあるので、患者さまの歯の状態や年齢、予算などに応じて適切な治療方法を選ぶことが大切です。
当院の無料カウンセリングでは、患者さまのご要望をしっかりとお聞きし、お口の状態を詳しく確認した上で最適な治療方法をご提案しています。お気軽にご相談ください。